性格による塾選び

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子供の学力によって選ぶべき塾は変わっていきます。学力が低いと思うならば、少人数制の補習塾や個人指導塾、高いならば多人数で一斉型の授業を行う進学塾、総合塾の進学コースと分けられます。そのため、学力は塾選びにおいて一番重要であるものの一つです。

しかし、もう一つ同じくらい重要な要素があります。子供たちは学力だけでなく性格もまた一人一人異なっているので、それを考慮に入れなければなりません。

例えば、同じくらいの成績(今回は成績上位者と仮定します)でも活発な性格の子供と気弱な性格の子供を比べてみます。活発な性格というのは、ある意味落ち着きがないと言い換えることが出来ます。そのような子供はケアレスミスが目立ったりするのですが、これは難問を解き続けているうちに学力の向上によってミスも減っていくものです。また、主張が出来る性格なので大人数で活気のある教室で、モチベーションを維持しやすいでしょう。そのため、いくつも難問を演習する大人数の進学塾がよいと思われます。

逆に、気弱な性格の子供は非常に繊細であることが多いです。このような性格の子供は、自分の答案を見直す回数が多くなる傾向があるので、ケアレスミスは少ないものの試験時間が足りなくなりやすいと言われています。これは、短い時間内で問題を完答させる練習をすれば改善されることが多いとされています。また、当然、大人数で活気のある教室で授業を受けても本調子は出しにくいでしょう。そのため、進学塾に通わせる場合でも、なるべく人数が多くない塾やスパルタ形式の塾は避けた方が無難であると言えます。

以上のように、二つの性格を比べましたが、これによって性格が塾選びに大きく関係してくることが分かっていただけたと思います。親目線で、塾選びをしてあげてもいいですが、何回か述べた通り、一番良いのは子供との話し合いで決めることです。塾選びは、極端に言うと、これからの人生に大きな影響を与えるので、その子に合った塾を見つけてあげたいものです。