賃貸住宅での熱帯魚の飼育

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高級賃貸マンションによっては、ペットを飼うことを禁止としている「ペット不可」を条件に挙げていることも珍しくありません。犬や猫を禁止しているということは何となく理解できるかもしれませんが、熱帯魚についてはどうなのでしょうか。結論によっては、「熱帯魚であっても禁止していることもある」と言えます。熱帯魚なら大丈夫だろうと自分で判断をして、後からバレてトラブルになってしまうということも考えられます。犬や猫と違って騒音にもならないし、壁を傷つける心配もない熱帯魚ですが、何が問題となるのでしょうか。まず、魚を飼うということは水槽が必要となります。常に張られた水があるというということは、湿気で部屋がカビやすくなると言えます。部屋の隅に水槽を置いている場合には壁にカビが生えやすくなりますし、そもそも湿気は木材を傷めてしまいます。水があるということは、水槽が割れたときに溢れてしまうという可能性があります。特に現在では地震も多くなっているため、絶対に大丈夫ということはあり得ません。自分の部屋が濡れてしまうと床を傷めるだけでなく、階下に住んでいる人にも迷惑がかかってしまいます。また、水槽には重さがあります。60センチの水槽に水を入れると60キロほどになりますし、物によっては100キロを超える大きさのものもあります。設備によってはモーター音、ポンプなどが騒音になってしまい、床や壁を伝って他の部屋にも音が届いてしまうこともあるのです。もちろん熱帯魚以外の、金魚やメダカであっても同じことが言えます。被害の大きさによっては、退去を求められてしまうこともあります。これくらいなら大丈夫とは思わずに、ルールに従った飼育を行いましょう。